木下晋展「祈りの心」

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「10Hから10Bの鉛筆を駆使することにより、他に類例をみない独自のリアリズム・・・」(展示会パンフレットより抜粋)
木下晋という画家を知りませんでした。
新聞で作品展があることを知り、鉛筆だけの表現ってどんなものなのだろう?と会場に足を運びました。

今までに見たことのないような絵でした。
「モノクロームの光と影による圧倒的な表現」(展示会パンフレットより抜粋)で、盲目の老女や年老いた実母、元ハンセン病患者の詩人桜井哲夫さん、などけして平坦な道のりを歩いてきてはいないであろう人々を描いています。
そして驚くほど、描かれた人々の内面がにじみでているのです。
桜井哲夫さんの合掌している絵は、ともすると鑑賞者は彼の不自由な目や手に気持が行ってしまいそうですが(気の毒に・・・とか)、私には不思議とそういう気持よりも桜井さんの「純粋な祈る心」のほうが大きく感じられました。
絵でここまでの表現できるのか、と驚きでもありました。

一方、描写技術もじっくり観てきました。
鉛筆もすごいけど消しゴムもすごかったです。
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by dekogarden | 2012-06-03 21:36 | □ 美術・演劇・音楽・映画
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