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だまし絵展~奇想の王国~

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だまし絵展 Bunkamura ザ・ミュージアム 2009.6.13-8.16

だまし絵好きな私としては見逃せません~。遅ればせながら観てきました♪
夏休みなので、午前中から混んでいましたが、大好きなアルチンボルドもしっかり観る事ができたし、思いがけない絵もあったりして、とっても楽しかったです!!
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日本画の展示もあったのですが、そのなかに鈴木基一の掛軸を発見してびっくり。
朝日新聞朝刊連載小説「麗しき果実」でまさに今彼の絵はどういう方向にいくか、という展開になっているので、ここで彼の作品を目にするとは・・・、と感慨深い気持になりました。(乙川優三郎の小説は初めてなのですが、大変面白くてはまっています。花を蒔絵の図案にするさいどこまで写実的にするのかとか、意匠の考え方など、興味深い要素がたくさんで、ついつい鼻息荒く読んでしまいます。)
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ポール・デルヴォーの絵もありました。これまた好きな画家の絵と会えてうれしい♪しかもこの絵を観るのは初めてです。
しみじみ観ていたらふとあることに気づいたのですが、輪郭線がしっかり残っている?油彩なのにこれは珍しい??そうだったっけ?と家にあるデルヴォーの画集(1990年に伊勢丹美術館で開催されたデルヴォー展のもの)を見返したら、画集なのでわかりにくいものの、結構輪郭線が見えます。へえ、そういう表現だったんだ~、以前は全然気づかなかったと納得。Bunkamuraザ・ミュージアムの次期企画は「ベルギー幻想美術館」でデルヴォーの展示もあるようなので、他の絵でも見てみようと思います。(タイムリーな企画でうれしい~)

写真の右はミュージアムショップでの掘り出し物?
右上の本は「錬金術」。澁澤本でもここまで詳しくは載せていないし、ありそうでなかった本では?この手の本はこういうときに買っておかないとね♪
右下はいわゆるパラパラ本。Grant Wood の「American Gothic」これがムンクの「叫び」への変化します。Grant Wood の「American Gothic」は、とある愛すべきロックミュージカルの冒頭にもパロディで使われている印象深い絵。やはり買ってしまおう~♪

わくわく楽しいひとときでした♪
by dekogarden | 2009-08-06 22:43 | □ 美術・演劇・音楽・映画
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